目の前で入学許可証が破り裂かれる音、一刻の静寂の後、火が点いたように沸き上がる聴衆のどよめき、それらの全てが他人事のように思えるような不思議な浮遊感を覚えていた。一面の困惑とざわめきの中、ラファウだけが凛とした瞳で、微動だにせず目の前を真っ直ぐに見つめていた。昨晩、私の問いに対して答えたときと同じ、どこか覚悟を持った眼差しだった。嫌な予感がする。しかし身体は動かず、乾ききった喉では声すら出せない。